イタリア新婚旅行 7日目 ベネチア③

07/20/2020

こんにちは。すたじゃ!です。
イタリア新婚旅行紀 7日目 ヴェネツィア③ のブログです。

▼自分でホテル航空券手配はコチラ!▼

 

今日はベネチア3日目。ゆっくりした1日を過ごそうと、とくに何かをしなきゃ!というマストの予定は入れてません。

革製品のショッピングと、サン・マルコの鐘楼に昇るくらい。

本日も、昨日以上にゆっくりと、ホテルのバルコニーで朝食をゆっくり食べて時間を過ごしました。(●⌒∇⌒●)

 


▲ホテル プリンシペの予約はココから!▲

7日目 ヴェネツィア タダで見れる一級品美術品巡り

ヴァポレットに乗ろうと停留所に行くと、なんか様子がおかしい。

普段並んでいるのに、今日は列がないのだ。

係の人に聞いてみると、今日は運河でボートレースがあるから15:00頃まで運休なんだって。

 

ちょいまてー! 我々の2日間券は、今日の14:20まで有効なんじゃーい!

 

結局1.5日分しか使えなかったじゃないかー。もったいない。でもまぁ、ブラーノ島、ムラーノ島に行っていて本当に良かった。

早めにホテルに帰ってきてホテルのレストランでゆっくり食事でもしようと思っていたのに、思惑がいきなり外れた。

ということで、地図とGoogle先生を手に、徒歩で、サン・マルコを目指すことに。

そのサン・マルコに行く途中にタダで見れる一級品の美術品を見る旅とした。

 

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フーラリ聖堂

この聖堂は有名すぎるので、どのガイドブックにも載っています。

なんといっても、ティツィアーノにして頂点を極めたヴェネツィア・ルネサンス美術の最高傑作《聖母被昇天》があるから

《聖母被昇天》とは、先に死んだキリストが既に天の神となっており、聖母マリアが死んだ時に、天の女王とするために、空に召喚したことを表した図。

下にマリアの死を悼んで棺桶の周りに集まった12使徒たちの眼前で、天使たちと共に天に昇っていくマリアが画面真ん中に描かれている。
《聖母被昇天》は、最高傑作といってもよいと思うけど、ティツィアーノ28歳くらいの若き頃の作品で、まだ滑らかな筆致で描かれています。まるで、ラファエロが描くような綺麗な人物像たち。それが、年月と共に、油絵具の特性を生かして、どんどんゴッホみたいな荒々しい筆致の描き方になり、二度とこのような綺麗な筆致の描き方はしなくなりました。
さらに壁面装飾ではなく一つの独立した作品として、作品の規模が、ルネサンスの作品としては並外れて大きい。

想像してみてください。28歳の若者に、これほどの大画面の作品を依頼する状況を。

現代であれば、新進気鋭の若手起業家ってとこかもしれない。

ただ、果たして現代の時代で、こんな社会のインフラみたいなものを、若い起業家に注文するかなーと思ってしまう。

そう考えると、ティツィアーノの凄さが分かります。

 

他にもティツィアーノの墓や大彫刻家アントニオ・カノーヴァの記念碑があります。

 

★サン・ザッカリア聖堂 Chiesa di San Zaccaria

サン・マルコ広場から少し歩いたところにある、この聖堂はファサードがデコレーションケーキみたいでキレイ。

ティツィアーノのお師匠さんの、ジョヴァンニ・ベリーニの、これまた最高傑作を見に来ました。

 

入口をくぐると、どーん!とベリーニの祭壇画が左に見えます。

いつ見ても素晴らしい。周りの暗い絵の中で、盛期ルネサンスの明るい画面が宝石のように光っている。

とはいえ、美術は歴史を理解していないと、その良さを理解できないので、嫁さんは、ベッリーニの絵の向かい側にある、あんまし名前が知られていない画家が描いた、キレイなマリア像とかわいい幼児キリストの絵のほうが好きと言ってました(笑)

ニコロ・バンビーニ(1651-1736)《マギの礼拝》(1717年頃)

 

★ベリーニとティツィアーノの作品については、当サイトの『イタリアの街ガイド』第1回 ベネチアで詳しく知ることができます。

『イタリアの街ガイド』第1回 ベネチア

 

★サン・マルコの鐘楼

 

今日の観光の中で唯一、お金を払って見たところ。(€8/人)

午前中からお昼にかけては、とぐろを巻くほどの長蛇の列。昼に一度並ぼうと思ったけど、人が多すぎてパス。

それが18:00くらいになると人の数が劇的に減ります。原因は、日帰りツアーの観光バスが帰ってしまうからみたい。

ツアーでは、ヴェネツィアは宿泊料金が高いため、ここで敢えて宿泊せずに、周辺の陸地を宿泊先にしてるみたい。ホテルに19:00~20:00に着こうとすると、どうしてもヴェネツィアを17:00~18:00には出発する必要があり、観光客の数が減ります。

そこを狙って夕方まで美術鑑賞や、ショッピングをしていました。

夕方に、サン・マルコに向かうとほとんど人は並んでなく、10分くらい待ったくらい。入口で€16をクレジットカードで支払い。

この鐘楼は1902年に完全に崩壊したため、内部はホテルにあるような少し大きめのエレベーターで展望台まで一直線♫

1902年7月 サン・マルコの鐘楼の崩壊時の写真(出典:Wikipedia)

 

で、展望台に到着。

 

スゴイ景色が目に飛び込んできた!!! まさかこんなにキレイとは Σ(゚д゚;)

 

Palazzo ducaleは、うーん、豪華な建物の内部を見るのに、€20/人か・・・、ヴェネツィアは基本、どこでもキレイだから、また時間とお金を費やして観光するまでしなくても、よくね?と見送ったのだけど、この鐘楼は本当に見る価値があります!!!
(過去、Palazzo ducaleは、入ったことがあるけど、うーん、まぁ、豪華なヨーロッパの宮殿という感じしか印象がない・・・)

エレベーターを出て目に飛び込んできた景色は、青い空と、赤いレンガの屋根。異国情緒溢れるサン・マルコ聖堂の丸屋根。

そして、なんといっても、海に浮かぶ船や、豪華な建物。

これは、2人で€16払ってみる価値が十分にあります!!

まったく地上にいたら想像もつかない景色が広がっていました!!

4つある鐘のうち、1つがオリジナルということだけど、どれがそれなのか、よく分からなかった・・・
突然、鐘が鳴り、動いてないやつがオリジナルだな!とも思ったけど、2つ動いてないし(笑)

 

1609年にガリレオ・ガリレイが、自身が作った望遠鏡を、ヴェネツィア総督に披露し、衝撃を与えたことから、銘板があります。

「ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で、1609年8月21日、この場所から人類の視野を広げて400周年」

ジュゼッペ・ベルティーニ Giuseppe Bertini《ヴェネツィア総督に望遠鏡を見せるガリレオ》

ヴェネツィア統治下にあったパドヴァ大学で教鞭をとっていた頃のことです。

さーて、今日で優雅な水の都ヴェネチアの観光は終了!仕上げのディナーに移ります!

 

ディナー

レストランを予約していたのだけど、なんか昨日訪れたレストランと非常に似た外観の店で、「あれ、また同じところを間違って予約してしまった!?」と、前を素通りしてしまった。相当、昨日と同じ店には行きたくなかったとみえる(≡^∇^≡)

ところが、後でよく調べてみたら、昨日のレストランとは違う店であったみたい。あらら・・・

申し訳ないっす、今日予約した店よ。ただ、もう結構歩いて気が付いたから、戻るのが面倒臭くなってしまった。No Showで (笑)

ということで、ホテルに帰るまでに見つけた適当な店で本日は、ディナーをとることになった。

ローマで、マクドナルドみたいなファストフード店で、ピッツァを食べたのだけど、まだレストランでピッツァを食べていない。

よって、今回のイタリアの旅で初の、ピッツァを出す店を選んだ。

 

ナスとパプリカのグリル焼き
トマトソースのニョッキ
今回のイタリアの旅で初の店でのピッツァ!

味は、まぁまぁ。やっぱり、Trip Advisorとかで、ちゃんと調べたところに行った方がよいなーと思いました (;^_^A

 

ディナーを済ませて、スーパーが20:00まで営業しているので、ギリギリ飛び込んでビールとかアルコール類を購入。今日も、ホテルの部屋飲み♫
今日は、浴槽にお湯を溜めて、火照った体に、冷たいビールを頂きました。旨すぎる!!!!
そして幸せすぎたヴェネツィアの滞在でした。

 

【ヴェネツィアでやり残したこと】

蚤の市に行きたかった!

テレビでやっていたんだけど、蚤の市で、ブラーノ島のレースとか掘り出し品を買っていた。新品では要らないけど、安くいいものが買えるなら買いたかった。

毎週末開催されているかと思っていたけど、3か月に一度くらいのペース。これに行こうとすると、蚤の市に合わせて全体の旅行日程を組まないといけない。
さすがに、そこまで頭が回らなかった。でも、このブログを見た方は、そこまで考えて旅行日程を組んだ方がお得ですよー。

ヴェネツィアは、また来たい! 次回、来るときは、蚤の市の予定を確認してから行きます!

 

明日からはショッピング天国のミラノです!
⇒次回 イタリア新婚旅行 8日目 ミラノ①

▼自分でホテル航空券手配はコチラ!▼

 

▼ヨーロッパ旅行はコチラがおすすめ▼
海外旅行

Copyright 2018. すたじゃ!(スタイリッシュ・ライフ・ジャーナル)