資産が何年で2倍になるか 分かる【 72の法則 】 運用目標に設定 !

04/28/2021

こんにちは、すたじゃ!です。
資産運用で、ちょっとVIPな旅行や、2000万円の住宅ローン残債返済をしようと頑張っている3人家族のパパです。

資産運用では常識!【72の法則】

72の法則って聞いたことありますか?
利子や配当など複利効果がある商品を運用した際、あなたの資産がいつ2倍になるかすぐに計算できるものです。

72を金利で割るだけで、資産が何年で2倍になるか簡単に計算できます。

ネット上では一部、あの20世紀最高の物理学者と言われるアインシュタインが発見したという説が流れてますが、実はイタリアの近代会計学の父として呼ばれている ルカ・パチョーリが記した、15世紀の『スムマ』と呼ばれる数学書の中で述べられています。

ritratto di Luca Pacioli

ルカ・パチョーリ(1445年~1517年)
フランシスコ会の修道士なので、法衣を着ている。

下記、『スムマ』の抜粋です。

A voler sapere ogni quantità a tanto per 100 l’anno, in quanti anni sarà tornata doppia tra utile e capitale, tieni per regola 72, a mente, il quale sempre partirai per l’interesse, e quello che ne viene, in tanti anni sarà raddoppiato. Esempio: Quando l’interesse è a 6 per 100 I’anno, dico che si parta 72 per 6; ne vien 12, e in 12 anni sarà raddoppiato il capitale.

—Fra Luca Bartolomeo de Pacioli, Summa de arithmetica, geometria, proportioni et proportionalità (Venezia 1494)

管理人のミナトユキヤはイタリア語ができるので、【72の法則】イタリア語原文を、興味本位で翻訳してみました。

 

“利益と元本が何年で2倍になるか、年利の割合を知りたい場合は、72の法則を思い浮かべればよい。これはいつも利率で除算すればよく、得られた値は、何年で2倍になるかを指す。例えば、年利が6%の場合、72を6で割ると12となり、12年で資本は2倍となるのだ。"

 

Left Caption

ユキヤ

すごい、今から500年以上も前に、「72の法則」を完璧に解説している。すごすぎる!
15世紀のイタリアといえば、メディチ家など銀行家が財をなし、多くの芸術家のパトロンとなりました。この文芸復興の動きを、後の時代に「ルネサンス」と呼んだのですが、経済的に潤えば、心に余裕ができ、文化活動に力を入れるよい例です。まさに当サイト『すたじゃ!』の創設目標です!
(※72の法則の計算時は「利率」を「小数」に換算する必要はありません。これは数学ではなく、法則なのです。
今回は、知っていれば良いね、程度だった【72の法則】を、僕の資産運用のターゲット設定に活用したという記事です。

 

【72の法則】10年前から知ってたけど…

72の法則については、多くのサイトで語られているので、下記サイトを参考にしてください。

・大和ネクスト銀行 マネー賢者は知っている「72の法則」とは ?

・借金(ローン)への活用にも使えます
→ シニアガイド 投資や借金を考えた時に使う「72の法則」

 

普通は、下記のような使われ方をします。

銀行にお金を預金したの場合

仮に銀行へ100万円の普通預金をしているとします。いつ自分の預金が2倍になるのでしょうか?

例1)

現在一般的な、普通預金金利:0.001%

預入額:100万円

計算式:72 ÷ 0.001 =72,000年 ⇐ 200万円になるまでにかかる時間

え、72,000年!
ナメック星に行くまでの時間が判明した時のブルマのセリフが思い出される…

ブルマ 長生きしなきゃね~

 

Left Caption

ユキヤ

ほんとに「長生きしなきゃね~」だね。ナメック星に行くより、さらに16倍以上も時間がかかる…

 

年利10%の金融商品だったら

それでは仮に年利10%の金融商品だったらどうなるか試算してみましょう。

例2)

金利:10%

預入額:100万円

計算式:72 ÷ 10 =7.2年

Left Caption

ユキヤ

7.2年!! これなら現実的!
72の法則を用いると、今まで何気なく見ていた「年利〇%、配当□%」という数字が、非常に重要であることがわかります。

 

ただ、僕が【72の法則】を、10年前に知っていたのに、これまで活用できていなかった最大の要因は、例え、この法則を知っていたとしても、それは、自分の資産が2倍になるというわけではないこと

資産を2倍にするのは、あくまで投資商品であって、72の法則ではないのです。

【参考】ミナトユキヤも実際に運用する おすすめ米国ETFはこちら。
資産運用 初心者 おすすめ ETF ベスト6!

 

72の法則を資産運用の目標とする

僕は学生時代から株式投資をするようになったので、かれこれ20年以上していることになります。

ただ、当時は、目標をとくに設定する必要がなかったので、今から考えればリスキーな投資もしていました。

まぁ、ギャンブルみたいな発想だったんですね。

目標もなく、結構な額を資産運用していると、下の考えと似たことが頭に浮かびます。

バルトフェルト

戦争には制限時間も得点もない。スポーツの試合のようなね。なら どうやって勝ち負けを決める?どこで終わりにすればいい?敵である者を全て滅ぼして・・・かね?
-アンドリュー・バルトフェルド(機動戦士ガンダムSEED)

 

住宅ローンの残債が2000万円あるため、上のセリフとは違い、目標ははっきりしているわけです。

ただ、この目標を達成するために、1年でいくら稼げばよいのかが不明です。

今、いくら稼いでおかないと分からないと、欲に目がくらみ、危険な取引もしかねない
投資は余剰資金で」とは言いますが、僕の現状では、それは余剰資金ではなく、将来、必要になるものなのです。

そう考えたとき、あ、【72の法則】を使えばいいんだと思いつきました!

 

5年後の2026年、資産 1335万円に倍増!!

住宅ローンのことを考えて、2018年末から660万を元手に資産運用を始めました。
僕の投資するVGTの年間成長率は過去5年で調べてみると、年20%ほどの成長率。スゴイものです。

とはいえ負ける年もあるだろうから、半分の10%づつ資産を成長させると仮定。
資産を2倍、3倍にするために、いくら稼いでおけばよいのか見える化したのが下の表です。

■資産2倍 【72の法則】  72÷年利10%成長=7.2年

■資産3倍 【115の法則】 115÷年利10%成長=11.5年

210416 資産運用目標 年10%

※72の法則と115の法則で判明した資産を2倍、3倍に増える年をそれぞれ黄色と水色でマーク。
※計算と実際の金額が異なるのは、初年度2018年に10%の利益を計上していないから。(将来的に計上するかも)

VGTの成長率は年20%ほどだから、スゴイ控え目に見て、2026年、あと5年後には僕の運用資産は、1335万円になっているはずです!!

 

【過去のまとめ】

2018年:年末から運用を始めたので、ここの成長率は無視。ただ実際は、10万円ほどプラスだったと記憶してます。

2019年:米国個別株で運用。S&P500の米国株全体でみれば20%ほどプラスの年でしたが、運用していた個別株が米中貿易戦争の影響を受けてしまいマイナス成長でした。

2020年: 2019年の反省を活かし、個別株でなくS&P500に紐づくインデックスETFに投資商品を変えて運用。見事20%のプラスの運用
ただ、そうはいっても、2019年の損失が意外に大きく、計画に届きませんでした。

2021年: 仮の成長率10%が記載してあります。修正版だと828万円に到達すればいいわけですが、すぐに届きそうな額なので、もうちょっと頑張って、当初の計画の878万円を目標にしてみようと思います。

 

まとめ

●本来、【72の法則】は、「利回りや配当」を再投資した場合の複利効果を見るものです。

●しかし、VGTの配当である0.8%ほどの微々たる数値など、僕は無視します。こんなものに期待しても先はない。。。

●むしろ、VGT自体の年の「成長率」を「利回り」として計算しました。ここに今回の革新性があります✨

 

目標ができると、モチベーションが維持されます。

トレーリングストップ機能があるので、コロナバブルに乗って、もう少し資産を増やそうと思います!

 

※コロナ禍の株取引は不安しかありません。
実体経済が傷つき、本来であれば「下げる理由しか思いつかない」のに株価は好調。
トレールストップがなければ、本当に気味が悪くて家のお金」を運用する気にはならなかったです。
万が一の暴落時にはトレールストップがあるから、安心してコロナ相場に乗っていけます。

2020年2月の新型コロナウィルス蔓延による、株価暴落の際も救われた実績があります
米国株で、リスクをコントロールしようとおもうと、マネックス証券一択です。

 

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