イタリア新婚旅行 6日目 ベネチア②
こんにちは。すたじゃ!です。
イタリア新婚旅行紀 6日目 ヴェネツィア② のブログです。
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■ ホテル・プリンシペ 朝食
昨日の夜は遅かったので、9時30分くらいに朝食会場に。
さすが、予想通り、豪華な朝食会場であった。
なんといってもバルコニーで朝食を食べれるのが嬉しい。
ものすごく、リッチになった感じ。
朝食を食べながら、ゴンドラがゆっくり流れていくのを見る・・・ うーん幸せ。
ゆっくり11:00まで運河沿いで食事をとっていた。
ヴェネツィアは、朝、食事をしているだけで満足。本当に運河沿いのホテルで良かった。
■ 6日目 ブラーノ島、ムラーノ島に向けて出発
ヴァポレットの2日券があるので、それを活用してヴェネチア本島から離れている、ブラーノ、ムラーノ島に向かう。
ここは、僕は来たことのない領域。ムラーノ島は知っていたけど、ブラーノ島というものは、存在さえ知らなかった。
ムラーノでは、ガラス博物館とショッピングで時間がかかると踏んで、ムラーノ島経由で最初にムラーノ島に降り立った。

結構、行きにくい場所なので、海外慣れてないひとはツアーで行くと確実だよ。
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ブラーノ島
結構、長い船旅であった。
ベネチア本島のサンタ・ルチア駅前のFerrovia駅から40分くらいかけて、まずは、ムラーノ島へ到着。ブラーノ島へのヴァポレット乗り場に移動すると、すでに長蛇の列。韓国人の若い人たちも沢山いる団体旅行客が多かった。なんで5月の平日なのに、君たちはこんなところにフツーに旅行にきているのだ??('0ノ'*)
船への乗船の定員オーバーで2回ほど見送り、12番線のヴァポレットで、35分ほどかけて到着。
ブラーノ島は人口も3,000人ほどの小さな島で、1時間もあれば島中はある程度歩けるぐらいの大きさ。島中が撮影スポットと言えるので、特に女性であれば、島内に佇む家の可愛さに圧倒され、至る所で写真を撮りたくなると思います。
また、漁の網作りの技術が発展し、レースの工芸品が盛ん。島の大通りでは、至る所に沢山のレースが売られております。とはいえ、ちょっと我々はレースにあまり興味がないのでスルー。
それよりも、ネットで見て「キレイなー」と言っていたのと同じ、色とりどりの家々の写真撮影大会に励みました(笑)
ヴァポレットを降りて30分くらい歩いていると、、16世紀に建てられた「サン・マルティーノ教会」に到着。船からも見えていたけど、ここの鐘楼は、地盤が悪いらしく、物凄く傾いている。
あ、ここでは「アレ」をしないと!
「えいっ」と指で突いてみた (^∇^)アハハハハ!
というアホなことをやっている間に、結構、時間が経過してしまった。この教会より先には、目ぼしい観光スポットもないので、ヴァポレットの駅に向かってUターン。
ブラーノ島で一番栄えている「バルダッサーレ・ガルッピ通りVia Baldassare Galuppi 」を通って帰り道。ちなみに、バルダッサーレ・ガルッピとは、18世紀のブラーノ島出身の音楽家。
この通りには、多くのレストランやお土産屋が軒を連ねていたけど、ホテルの朝食でガッツリ食べてしまったので、昼はスルーで、アルコールを買って昼から飲み歩き( ^∇^)
ブラーノ島の滞在時間は1.5時間くらい。
小さな島で、行きと帰りで同じ道を通ってしまうとつまらないので、事前に地図で歩く道を確認しましょう!
ちなみにヴェネチア以外の都市は、無料の観光地図があったけど、ヴェネツィアは有料のものしかない!一日目のレストランで「地図ってある?ヴェネチアはツーリストインフォメーションでも無料の地図がなくて・・・」と言ったら、「ヴェネツィアでタダってものはないよ。あ、なんかそういえば、観光客が置いていった地図があったな」と貰った地図を、ブラーノ島で活用。
ブラーノ島と、ムラーノ島で、ツーリストインフォメーションを探したけど、僕が聞いた現地の人の話では、島にはそのようなものはないという。(ということで、無料の地図も当然配ってない)
色とりどりの家の写真を撮り、ブラーノ島での観光ノルマは達成。
さて、ムラーノ島に向かうぞ!
ムラーノ島
ムラーノ島は、ヴェネツィアン・グラスの生産地として、とっても有名。今回、本場のヴェネツィアン・グラスを購入したいと旅行日程に組み込みました。
モザイクが有名な「大聖堂」、ガラスのオブジェが凄い「サント・ステファノ広場」、「ガラス博物館」が、観光の目的です。
■サント・ステファノ広場
レンガ造りの時計塔とガラス製のオブジェがありました。凄いブルーが綺麗なオブジェです。
いい天気だったので、太陽の光を強烈に反射してオブジェの迫力が凄かったです!
■サンティ・マリア・エ・ドナート教会(大聖堂)
7世紀に建てられたビザンティン様式の小ぶりな教会。
内部はアプシスに金モザイク。そこに、これまたモザイクで聖母マリアが描かれています。
ネットを見ると、ムラーノ島を訪れたら、ぜひココを!と書いてあるけど、正直「うーん、なんかサン・マルコ聖堂でも同じようなものは見た・・・というか、あっちのほうが、より大規模だし・・・」というのが第一印象。
そして、有名なモザイク画。
孔雀、鶏、鷲、狼等の、寓意や教訓をモザイクで表現したものだそうです・・・
うーん、ローマで壮大なモザイク画を見てきた後で、これほど小規模なモザイク画を見ても・・・って感じでした( ̄ー ̄)
広場でアイスを食べた後にガラス博物館に移動!
■ガラス博物館
切符売り場の前に無料コインロッカーがあり、リュックなどはそこに預けるよう言われます。入場料の支払いは、クレジットカード可です。カードでポイントを貯めれます!
さてさて、内部はヴェネツィアン・グラスの歴史を古代から最盛期まで展示で説明したもの。
ビーズガラスの組み合わせで色々な模様や、トンボ玉ができるよーという説明だったり、「技術の極みは、ガラスで、カメオの肖像画を作れた!」というような展示です。
基本的に、長い歴史の中で作られた「技術の凄さ」を紹介する博物館。




「レースガラスの網のなかに、気泡が一個一個ある!」、「ワインを注ぐと、フラフラ揺れる盃、超絶、スゴイでしょ!」みたいな展示方法です。
ただ、これ、あまり良くない展示の方法。なぜ技術が凄いのか説明がないと分かりません。
例えば・・・
「ムラーノ島のガラスは非常に薄く、この盃も非常に薄い」
↓
「その薄いガラスに、ガラスのバネ状の足をくっ付けるが、ガラス同士を溶かして熱で接着しなくてはいけない」
↓
「薄い盃に熱を加えると容易に穴が空いたり、歪んでしまうが、盃は水平になっている」
↓
なん百個も失敗して作ったんだろうな。
↓
確かに凄いじゃん!
「凄いな」と感動するまでに、4ステップの思考と事前知識が必要です。
絵画などの美術品と異なり、技術に重きを置く工芸品の展示法でよく見る、あまり親切でない展示例でした。
他、現代の作家の作品が展示されています。






正直、もっと凄い作品が展示されているのを期待しておりました。例えば、サント・ステファノ広場にあった物凄い規模のオブジェみたいなもの。
こういうのを期待して訪れると、歴史博物館的な展示なので、残念な感じしか残らないかもしれません。
時間がなければスルーでも良いと思いますが、訪問するとより深くヴェネツィアングラスのことがわかります。
■一番の目的 ヴェネツィアングラスのショッピング
ガラス博物館に来るまでに、数々のヴェネツィアングラスの、お土産屋さんを見てきたけど、夫婦揃って、なんか違うなーと言っていました。
「なんか百均でありそうじゃない、これ?」ていう色柄のお土産が多いのです。(百均のは、もちろんガラスじゃなくてプラスチックなんだろうけど)
(ココからは、完全に個人の好みの問題なので、一つの考え方としてお読みください)
↓ ↓ ↓ ↓
●Type1 「オリンピック会場で売ってんじゃねー?」的なカラフルガラス
基本的に僕たち2人のインテリアの好みは、落ち着いた色調のインテリアが好き。(グラスは一種のインテリアですからね。)
二人ともヴェネツィアングラスとは、色はあるけど、透明感があり、上品で落ち着いたガラスというイメージ。
ゴチャゴチャトンボ玉の集合体の柄とか、オリンピック会場でお土産として売ってそうな色柄は、ちょっと違う・・・
●Type2 トンボ玉
お土産屋さんで多く見られるブローチや、ネックレス。安いですし、購入しやすいですよね。
うーん、でも、なんかちょっと、おばちゃんぽい・・・ べっ甲のネックレスとかと同じくらい古臭く思える。よって却下。
Type3 金採食器
グラスに金彩。そうですねー、ヴェネツィアングラスといえば、これを思い描くかも。でもなんかねー、成金趣味ぽい。
細い金のラインで装飾されているのはともかく、べったりと色ガラスの上に金が乗り、手書きで花とか描かれると、完全に我々の趣味の範囲から外れます。
あれ?
どういうことだ、これは??
数々のお店(とても買えないような値の張るものばかりが置いてある高級店も含めて)を回ってみても、我々が求める上品なヴェネツィアングラスが、売ってないぞ!
ここで「ガラス博物館」に入ったのが役立った。
二人の頭にイメージはあるのだけど、「コレ!」っていうグラフィカルなイメージがない。(美術史を学んでいた僕も専門領域じゃないので、全然語れないし)
博物館に入って展示物を見ている最中、「繊細な乳白色のレース柄が入っているとヴェネツィアングラスっぽいよね」という話をしていました。
二人の共通認識ができたところで、レースガラスを求めて、店の人、ガラス職人に聞いてみると、最近のトレンドは派手なものだからあまり作ってないとの話。
さらにレースガラスは、材料のガラス棒自体が高いので、結果、製品が高くなり売りにくく、「本当は私も作りたいんだけどねぇ」と思いながらも、生活のために派手な色柄のカップを作っているという職人さんもいました。
マジか~と思ってダメ元でお土産屋さんに片っ端から入って聞いてみたところ、1店舗だけで、「あ、これ!」「あった!」
レースと青いガラスをくっつけた、まさに僕らが欲しかったものを同時に一つに再現したようなもの!!


大きさは日本酒のおちょこ大。これで€25/個(約3,300円)
少々高いなと思ったけど親へのお土産も含めて4つ購入(€100)
ヴェネツィアングラスは、本来、6カップを基本にセット売りをするため、本来なら€150。ただ、このグラスは、失敗も考えて多めに作っておいた端数品だったから、1個単位で購入することができた。
近年、中国製などの模造品が多いため、本物のムラーノガラスであることを簡単に証明するために、「Vetro Artistico Murano」(ムラーノの手作りガラス)という商標がある。
ただこれは、言ってみれば職人組合的な意味合いが大きく、この組合に入っていなければガラスを作って売ってはいけないというものではない。
僕らが買ったグラスを作った親方は、組合に入る必要もないくらい世界的に有名な作家らしいが、店の人が間違いなくムラーノ島で作られたガラスだし、欲しいならあげると商標マークをくれた。
とにかく、大満足!(知識が色々ついて、ヴェネツィア本島でも探してみたが、このような製法のグラスは、結局見つけることができなかった)
よーし、目的のヴェネツィアングラスも購入したし、ヴェネツィア本島に移動!!
なんか知らんけど、乗り換えなしでサン・マルコまで行けるヴァポレットがあったので、小一時間ゆったり船に揺られて移動。
海しか見えない航路だったので、ほとんど寝ていた・・・
■ヴェネツィア本島
ヴァポレットは、サン・マルコ広場に到着。
フォンダメンタ・ヌォーヴェ Fondamenta Nuoveという駅から島を南北に縦断するのかなと思っていたけど良かった、よかった。
サン・マルコ広場を再度歩いてみる。
嫁さんは、「ため息の橋」を見てみたかったらしいので、パチリと写真撮影。
ドゥカーレ宮殿の尋問室と牢獄を結んでいる橋で、橋の窓から囚人が「美しいヴェネツィアの景色を見れる最後の場所で、ため息をついた」ことが名前の由来。右側の建物のごっつい鉄格子がそれを物語る。
明日はドゥカーレ宮殿内部を見てみたいという話だったが、キンキラ金の装飾って見ていても飽きるし、結構、入場料が高いので、まぁ外からで十分じゃない?という話に。その代わりヴェネツィアの景色が一望できる、鐘楼には上がろう!という話をしている間にディナーの時間に。
■ディナー Ristorante Piccolo Martini
今日こそは、昨日食べることができなかったPontiniポンティーニにリベンジということで、再び電話をかけたけど、また満席。
仕方がないのでTrip Advisorで、サン・マルコ広場から、そこそこ近いリストランテに予約。日本語メニューもあったけど、レビュー通り味はそこそこ。
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■アンティパスト
Antipasoto di Mare 魚介類のミックスオードブルを注文。
言ってみればヴェネツィアではこの魚介類のオードブルを食べたかったから、この店に来たようなもの。でも味はフツー(笑)
■プリモ
シーフードリゾットと、カルツォーネを2人でシェア。大きな見た目のカルツォーネに目を奪われます。
中にはハム、マッシュルーム、モッツァレラが入ってます。それなりの美味しさでした。
■デザート
この店ではティラミスが有名らしく注文してみました。うん、柔らかくて美味しい。
嫌なところは別にないレストランでしたが、もう一度くるか?と言われればNOです。全てにおいて味がフツーでした。
ホテルでお酒を飲もう!ということで、早々に退散。
⇒トラットリア ポンティーニに日本語で予約できます。
↑店名をこのままコピペして検索しないと、グルヤクでヒットしません(・・;)
■夜のリアルト橋
サン・マルコから真っ直ぐホテルに戻るかと思いきや、ヴァポレットに乗っていたら、良い感じの雰囲気のリアルト橋が見えてきました。
「あ、やっぱりここは外せないよね?」と途中下車で写真撮影。
夕方のリアルト橋も人で凄かったけど、夜はもっと、場所の奪い合いで大変でした(笑)
その後、前日とは異なり余裕をもってホテルに到着。途中のBarでお酒を買って部屋飲みをしてこの日が終わりました。
翌日は、ついにベネチア最終日です(ノД`)
⇒次回 イタリア新婚旅行 7日目 ベネチア③
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