「すたじゃ!お金の勉強」 シリコンバレーバンク破綻の仕組み

04/24/2023

こんにちは、すたじゃ!です。
資産運用で、ちょっとVIPな旅行や、2000万円の住宅ローン残債返済をしようと頑張っている3人家族のパパです。

多くの経済ニュースがある中、これは今後、役に立つ知識だと思ったことを書き留める備忘録です。
我々はテレビのコメンテーターではありません。
銀行が破綻しようが、リーマンショックが再来しようが、自分の資産が増えればいいのです。
この「すたじゃ!お金の勉強」では、主に株価が下落している時に、お金儲けに繋がる知識を得ることを目的としています。

 

政策金利上昇=債権価格の下落

2023年1月~3月は、株価上昇基調でした。ただ3月には、下記のような銀行が破綻するという衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。

1月:米消費者金利の伸び鈍化で、利上げの終わり期待での、株価上昇。
2月:FRBが「そうでもないぞ、今年いっぱい利上げしていく!」というタカ派発言をし、2月末に株価下落。
3月:金利上昇による金融機関の破綻報道。
3/10 米 シリコンバレーバンク(SVB)破綻
3/12   米 シグネチャーバンク破綻
3/21   スイス UBSによる、経営不安だったクレディ・スイス買収

これについては、FRBが政策金利を上げると、銀行が苦しくなるという。

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ユキヤ

どうしてFRBが政策金利を上昇させると、銀行は苦しくなるのだろう?

そして見つけた良サイトが下記。

 周知の通り、FRBは昨年3月から利上げを続けてきた。インフレの進行を抑えるのが目的だったが、そのペースがあまりにも速かったことが災いをもたらした。1年間で4.5%もの利上げを実施した結果、債券価格が大幅に下落したのだ運用のために保有していた債券で損失が生じ、財務が急激に悪化する銀行が続出金利が上昇すると新たに発行された債券のほうが有利になり、利上げ前に発行された債券の価格は下落する

木内さんが触れた「二重苦」のもう一つである逆イールドとは、短期金利が長期金利を上回った状態のこと。この現象が発生すると、銀行は利ざや(貸出金利と預金金利の差)と呼ばれる利益を獲得しづらい。

シリコンバレーバンクは米国債をはじめとする債券に、資産の過半を投資していた。保有している債券の価格が下落しても、満期まで保有し続ければ額面通りの金額が戻ってくる。しかしながら、預金の引き出しが殺到すれば、それに対応するため、価格が下落して損失が生じている債券も売らざるをえない。

■国内生保・地銀も大損

こうして、シリコンバレーバンクは追い込まれていった。シグネチャーバンクは、暗号資産(仮想通貨)関連企業向け融資に力を入れており、最初のつまずきは昨年11月に大手取引所が破綻したこと。そして、シリコンバレーバンクの破綻を機に「取り付け騒ぎ」が飛び火した。

実は、日本の金融機関も他人事ではない。米国債などの外債(外国債券)や、日本国債などの国内債券への投資で大きな損失を被っている。昨年末、日銀が金融政策の内容を一部修正したのを受けて金利が急上昇し、国内でも債券価格が急落した。

これに伴い、大手生命保険会社15社中10社で含み損(評価損)が発生。生保の多くは外債投資でも痛手を受け、損失の確定を覚悟で処分売りに踏み切り、昨年12月の売り越し額は2.2兆円超にまで達した。

【参考】
欧米の金融不安、日本も他人事ではない 金利上昇で地銀への影響は深刻、収益力に格差も〈AERA〉

この記事をコロナ後の世界で起こっている事と照らし合わせて要約すると下記の通りと思う。

① 1年間で4.5%もの利上げを実施した結果、債券価格が大幅に下落した。
→利上げ=株価下落=株と反対の動きをする債券利回りが上昇→利回りと反対の動きをするから、債券価格は下落。

② 多くの銀行は、運用のために債券を保有していた。SVBは米国債をはじめとする債券に、資産の過半を投資していた。
→そんなに債権投資って儲かるの?それともただの高い利回りが目的か?

③ 金利が上昇すると新たに発行された債券のほうが有利になり、利上げ前に発行された債券の価格は下落する。
→今の知識では、下記のように不要の部分をカットすると理解できる。
「金利が上昇すると 新たに発行された債券のほうが有利になり、利上げ前に発行された 債券の価格は下落する。

 

実際のチャート 他の違う美味しい調査対象を発見!

過去1年2022年4月~2023年4月のチャートで上記を確かめてみた。

230414 米10年債-S&P500-TECL
ん?

債権価格が下落したと書いてあるが、急落したのは2023年3月になってのことだ。預金の引き出しに殺到したのかもしれないが、こんなに銀行って体力ないの?

むしろ1年で見た場合、債券価格は20%のプラス運用だ。

それよりも、2022年の8月から12月にかけて、急激に債権価格が上がっているのが、気になる。

債権価格の上昇=利上げ幅の縮小となるはず。ただ、実際には、利上げ幅は縮小されてない。
なにか違う要因で債権価格がこんなにも爆上げしているはずだ。

このチャートが間違いではないことは、水色のTECLの株価が下落していることから証明される。
僕の2022年の月末資産報告をみてください。悲惨です。
【2022年 12月 末】 月末資産 【265万 →222万( ▲43万円)】

 

利上げをしていたのにも関わらず、2022年8月~12月にかけて米10年債の価格が爆上げしたことについては、次の機会に勉強してみたい。

 

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